東京都国立市のケーズブレインズです。
当社では、アスベストについての現地調査から報告書作成まで
幅広いサポートが可能ですので、アスベストについてお困りの方は
お気軽にお問合せください。
こんにちは、特定建築物石綿含有建材調査者担当者です。
またちょっと間が空いてしまいました・・・。
今回は数多く行って来た調査の中で、ちょっと想定とは違った形でアスベストが見つかった案件を紹介してみます。
今から数年前の話、とある配送業者が入っているビルのアスベスト調査に伺いました。
その建物はRC造(鉄筋コンクリート造)の5階建て、昔はボーリング場として使用されていたところでした。
調査を行う際に僕らが最初に気にするのが構造形式です。
調査というか工事を行うのに際して一番厄介なのがレベル1と呼ばれる吹付材、
このレベル1が含有していた時の工事費用が雲泥の差ですから・・・。
解体や改修工事を計画している訳でなくても、現状使っている人たちにとってもリスクも伴うものであり、
最悪のケースでは病気の発症なんてことも・・・。
最悪のケースで言っていますので、かなり低いですが病気になる可能性が0では無いと言いたいだけです。
当初RC造という情報を元に現地に向かいながら、流石に吹付材は無いだろうなーと想定していました。
建物の管理担当者様に調査開始の挨拶をした後、事務員の方々が働いている隣室の会議室からスタートしました。
調査は脚立を使用することが多く基本的には2人作業にて行います。
その日も有資格者の相方がいつもと同じく脚立に上り天井裏を覗き込みました。
覗き込んだ直後に天井裏から『うっ』と鈍い声が。
予想していなかったレベル1建材の吹付材、
しかもまぁ滅多に出会う事の無い吹付石綿(青色クロシドライトでした)が梁や天井にびっしりと!
この写真は実際の施工状況の写真です。
そして工事の影響と思われる剥離している箇所もちらほらと・・・鈍い声はとっさに息を止めた結果だった様です(汗)。
試料を採取する際に着用するマスクを着け、天井裏を見渡していると後付けされたエレベーターが動く度に垂れ下がったアスベストがゆらゆら揺れていました・・・。
工事の時期が定かではないのですが、工事業者さんたちは もしかするとアスベストと知らずに
マスクもせず剥離とかしちゃってたかも知れません…。
あくまでも想像なので、どうだったかはわかりませんが。
RC造の建物には吹付材が施工されている例は比較的少なく、今回の建物については防音目的で施工されたか、
お金をかけてより防火を強めたのかが理由だと思いますが、いくら天井ボードによって隔離されているからと言っても、
吹付石綿(分析の結果含有でした)が施工されているのはあまり良い気分では無いですね。
日頃から天井裏を見る機会などはほぼ無いとは思いますので、実際のリスクで言えば小さいのでしょうが。
長いこと調査の仕事を行っていますが、この種の吹付石綿に出会ったのはこの建物含めて3件のみですので、
俗に言うクボタ・ショック以降吹付材の除去は急速に進みましたが、まだあるところにはあるのだなと思えた案件でした。
そして建物構造からくる想定ともズレる結果となる案件でした。
ケーズブレインズでは、アスベスト調査の有資格者が調査経験と知識を活かし、
お客様の状況に応じた適切なご提案を行います。
各種プランもご用意しておりますので、是非ご相談ください。
受付担当者が丁寧にご案内させていただきます。
次回は珍しい石綿建材について書こうかと思います。
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